第19回『カムカムエヴリバディ』算太~!!どういうこと~??脚本家、藤本有紀のすごさ
衝撃のラストにぽか~んとするの巻
「おじちゃ~ん、おはぎ…」と言う子供の声がしたから、子供がお金返しに来たと思ったら、そこに現れたのは算太。えっ!?
私の空耳だったと、気を取り直し算太が帰ってきて良かったと思った。そして、
ラストのラストで予想もしない金太の死。あっけにとられ、ぽか~ん。
なんだかよくわからなかったので、もう一回見てみようということで、
プレイバ~ック!! そうか、🎅はお迎えに来たのか!でもでもでも~!!
🎅は簡単に死ぬような奴じゃないはずだ!
そうだ!もう一回見てみよう!!
金太と算太
かって、ラジオを盗んだ息子の算太そしておはぎを盗んだ少年このふたりは金太の中で完全に被っている。「おじちゃ~ん、おはぎ」と少年が言った後に現れた算太はもうろうとした金太が見た幻。少年は眠っているのか起きているのかよくわからないおじさんに誇らしげに冒険談を聞かせたのだろう。おはぎを売るために足が棒になるまで歩き回ったこと、出来るだけ高く売るためにお金持ちの婦人をターゲットにしたこと、などなど、作者は金太の意識がもうろうとしていること表現するために、話がとりとめのないものになっているのかな。
悪いことばかりするので、勘当した息子算太。出征する彼を見送らなかったことがよっぽど心のこりだったのだろう。人生の最期にみる夢は算太。夢の中で算太にいろいろ慰めてもらえてよかったですね金太さん!
脚本家 藤本有紀のすごさ
演者のセリフ一つ一つに無駄がなく、その一つのセリフがあとあとつながっていたりする。例えば安子が序盤で言っていたセリフ「寒くなってきた」そこから金太の死因が心臓発作や脳梗塞などによる突然死だということがわかる。
安子は金太に寒くなってきたから、このあばら家じゃ寒いから夜だけでも、雉真の家来ることをすすめた。だが、金太は断ったそれが死因になっている。
金太が夢の中で算太に言う感動的なセリフがある。
「おまえがいつ帰ってくるかわからんから、場所変えずに待ってた」
私は算太は帰って来ると思うなぜなら、金太が安子に言ったセリフ
「あのガキが帰ってくれば、算太は帰って来る。」
そして、少年は、「おじちゃ~ん、おはぎ」と帰ってきたのだ。
個人的感想としては、数年後の聖なる夜に、🎅の衣装を着て、登場してほしい。そして、タップダンスを踊りながらみんなにプレゼント🎁を配るのだ。
るいちゃん喜ぶだろうな。算太はそういう愛すべき、キャラクターなのだ。
【朝ドラ】カムカムエヴリバディと子役たち
総勢10人のるいちゃん
カムカムエヴリバディに登場する上白石萌音演じるヒロイン安子の娘るいちゃんは、総勢10人の子役ちゃんが演じる。
新生児の子も、いいタイミングで泣いて素晴らしかったし、3か月の子は、萌音ちゃんの指をニギニギしたり、ひっぱったりして遊んでいる所が、すごくかわいいなぁーと思った。
生後6か月の赤ちゃんは、萌音ちゃんが小柄だからか、すごく大きな赤ちゃんに見える。
おばあちゃんに抱っこされて泣いていても、萌音ちゃんが抱っこすると、ピタッと泣き止む。(リアルにアドリブの場面)
オフショットで萌音ちゃんに抱っこされて、笑っている、6か月の、るいちゃんはとてもかわいいので、ぜひ見てみてねー!
新しい、つぎからつぎに登場する、るいちゃんが
楽しみだ。つぎは、どんな子かなぁー!
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』主題歌に隠された登場人物たちの想い
Mステでaiさんが歌っていたアルデバランは朝ドラ、カムカムエヴリバディの主題歌で後につづくものという意味らしい。今期の朝ドラは3人のヒロインで上白石萌音演じる安子、深津絵里演じる、るい、川栄李奈演じるひなたの話だ。
君と君の大切な人が幸せであるために祈りながらsing a song
アルデバランの歌詞の一部だ。
安子と松村北斗さん演じる稔さんは結婚した。それは村上虹郎さん演じる勇さんの頑張りが大きい。勇さんの頑張りがなかったら間違いなく二人は結婚できなかった。
勇さんは子供のときから安子が大好きだった。勇さんにとって、安子はとっても大切
な人なのだ。本当は勇さんは自分が安子と一緒になりたかったはずだ。
大切な人の幸せを一番に考え、自分は身を引いた。安子への大きな愛を感じ胸が痛くなる。
また、稔と勇の母も本当は、稔と安子の結婚は嫌だった。だけど、結婚を認めた。
これから戦場に行く息子の幸せを願ったからだ。
父は会社をもっと大きくするため、稔と銀行の頭取の娘さんを結婚させようとしていた。だが結局頭を下げて断りに行った。断るのはすこく勇気のいることだったと思う。
彼もやっぱり自分のことより、息子の幸せを一番に考えたのだ。
『カムカムエヴリバディ』算太のその後を予想する
カムカムエヴリバディ 算太はあの後どうなった?
安子の兄、算太、彼が出征の時いった一言が、ひっかかる。
「今からダンスに行ってきまーす。」
と言いかけていたこと。なかなか面白い伏線になりそうだ。多分、算太は日本には帰らず、アメリカで、エンターティナーとして、成功するだろう。
算太の突拍子のない行動力、人懐っこい社交性、そして、ダンスに対する情熱 !!
算太がヒロインのほうが、波乱万丈で面白いストーリーができそう。
安子が、渡米した折、偶然算太に出くわす気がする。算太と安子のその後が楽しみだ。
新朝ドラ『カムカムエヴリバディ』まるで走馬灯のようだ
カムカムエヴリバディは走馬灯
上白石萌音さん演じる安子おばあさんが、人生を振り、過ぎ去った若い日々の思い出を語るかのようだ。
すべてが断片的で、思い出のかけらの1ピース、まるで美しい詩を奏でるかのようだ。
そこには、リアリティがあり、本当に誰かの人生を覗き見しているような気分になってしまう。
15分見終わったあと、ボー然としてしばらく動けない、そして我にかえる。ドラマを見てこんなふうになるのは今までなかった。
カムカムエヴリバディは、朝ドラ史上稀にみる名作なのではと、勝手に思ってしまった。
とてもいい作品になっているので、子供からお年寄りまで、たくさんの人に見ていただきたいです。